無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

105. さすらい

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引用元:amazon.co.jp

 

ヴィム・ヴェンダースの監督作品

 

1974年の「都会のアリス」、75年「まわり道」に続くロード・ムービー三部作の最終章

 

これ以降ロード・ムービーを撮らなくなったわけではないし、自分が観た順番も「ベルリン・天使の詩」、「パリ・テキサス」を観てから随分後に(しかも「まわり道」、「都会のアリス」、「さすらい」の順で)観たので、三部作のパッケージ的な認識も、本作に対する最終章的な印象も薄い

 

 

都会のアリス」では台詞がまだ多め(ストーリーが展開する部分では特に)だし、「まわり道」にはわかり易いわかり難さがある一方で本作にはそこまでの特徴が無く、全体が理想的なバランス、表現方法に近づいたという印象

 

とはいえ本作よりも「都会のアリス」や「まわり道」の方が好きなファンも多いだろうし、作品としての成熟度が必ずしも作品の魅力と直結しないところもロード・ムービーならでは

 

 

 

ブルーノは街の映画館をワゴン車で巡回し、映写機の修理やメンテナンスを行う仕事をかれこれ二年以上している

 

彼の住居でもあるそのワゴン車を川沿いに停めて歯を磨いていると、一台の車が猛スピードで川に飛び込んでいった

 

ヴィンターが驚いて見ていると、車が水没する直前にびしょ濡れの男が鞄を持って出てきた

 

ヴィンターはローベルトと名乗るその男に服を与え、ふたりはワゴン車で巡回の旅に出る

 

 

  

1976年の西ドイツ映画

 

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