引用元:amazon.co.jp
1986年のアメリカ映画
公開の翌年に観て、サントラも買って、ひとしきり世界に浸った作品
当時住んでた狭い部屋でベン・E・キングのタイトル曲を何度も聴いた
イントロのベースラインを聴くだけで、本作のいろんなシーンと重なって、他のことができなくなるくらい意識が集中してしまう
今回、34年振り(!)に観直してみた
1959年、オレゴン州キャッスルロックという田舎町に住む12歳の少年たち、ゴーディ、クリス、テディ、バーンは、いつも秘密小屋に集まってはトランプをしたりタバコを吸ったりして一緒に遊んでいた
ある日、数日前から行方不明になっている少年が、森の中で列車に跳ねられて死体のまま放置されているという噂話を聞きつけ、4人は死体を見つけて有名になるべく旅に出掛けることにする
道中の沼ではヒルに噛まれたり、鉄橋を渡る途中で列車が来て追いかけられたりしながら、夜はクリスのピストルを持って交代で見張りをしながら野宿というスリル満点の小旅行(本人たちにとっては大冒険)
クリスとゴーディが見張り番の時、ゴーディは自分が「親に嫌われている」という悩みを打ち明ける 将来作家になる夢もそのせいで諦めなければならないかもと
それに対してクリスも、劣悪な家庭環境や心無い教師の扱い(給食費を盗んだ犯人に仕立て上げ、そのお金で自分の服を買った)を打ち明けて泣く
ふたりとも12歳でありながら(12歳だからこそ?)しっかりした悩みを持っていて、お互いの悩みを受け止めた上で励まし合う、、、おそらく12歳より年下だとここまでの悩みもないし、もっと年上になればプライドもあって素直に慰められるわけにもいかなくなる
12歳で友達と一泊の冒険旅行に行くことは、ひと晩で数年分の成長をさせてくれるものなのかもしれない
これぞエバーグリーン!
10年後、20年後にまた観たい作品