無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

84. サバービコン

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2017年のアメリカ映画

 

コーエン兄弟脚本、ジョージ・クルーニー監督

 

1959年のアメリカ、サバービコンは白人だけが住む閑静な住宅街

 

最新の家電に車、そして円満な家族、と絵にかいたような幸福な家庭が集まった街として広告宣伝されている街に、ガードナー(マット・デイモン)も美しい妻のローズ(ジュリアン・ムーア)、息子のニッキーと暮らしている

 

そんな理想的な街に、(ガードナーの家の隣に)アフリカ系アメリカ人一家が引っ越してくる、、、誰しもが予期しなかった時代に周囲は不穏な空気に包まれる

 

しかし交通事故で車いす生活の妻のローズだけは例外で、息子に隣の少年と一緒に遊ぶことをすすめる

 

 

ある日の夜、ニッキーが寝ていると、「強盗に押し入られた」と父親に起こされる

 

全員がクロロホルムを嗅がされ気絶してしまい、中でも大量に嗅いでしまった母親は帰らぬ人となってしまった(ニッキーは強盗の母親への対応が他と違っていたことに違和感を持つ)

 

事件の後、自分の面倒をみるために母の妹であるマーガレットが一緒に住み始めた

不思議なことに母と同じ色に髪を染めて

 

 

 

この映画、評判が良くないみたいだけれど、個人的には面白かったし実際に良くできた映画だと思う

 

ただし、テーマを三つ(都市の空洞化現象、人種問題、殺人事件)盛り込んでいるのに、その見せ方に失敗しているという気はする、、、このタイトルとポスターなら、鑑賞する人は、「空洞化に起因した郊外での人種問題」と思うだろうし、さらにもうひとつ(ある意味これが軸になる)テーマがあるのなら、ネタバレしない範囲で明示しておくべきだったろう

 

見せ方が違ったらもっと高く評価されていただろう作品

(こういうバランスの悪さもコーエン兄弟作品の魅力だけど)