引用元:Yahoo!映画
2019年の春にシカゴに行ってきた
昼間にリグレー・フィールドでシカゴ・カブスの試合を観るのと、夜はブルース・バー巡りをする 合間を縫って、アメリカ作家博物館(American Writers Museum)にも寄ってみた
出来て2年ほどの新しい博物館らしく、オーソドックスな展示に加えて、斬新な試みも多く、意外と楽しめた
アメリカが生んだ偉大な作家の原稿を展示している隣で、その作家が好んで使っていた頻出単語を紹介していたり、設置してあるタイプライターで来訪者が好きな文章を書き残したり、前の人の続きを書くことができるコーナーもあった
館内に古いタイプライターがずらりと展示されている様子は壮観(↓)
実際にタイプできるものも(↓)
本作は、2012年のフランス映画
確か有楽町の映画館で観た(なぜかフランス映画は銀座、有楽町エリアが多い)
時は50年代後半、フランスの田舎に住むローズ(デボラ・フランソワ)は持ち掛けられた縁談から逃れようと、ルイ(ロマン・デュリス)が経営する保険代理店の秘書になるべく面接を受ける
目を引く服装と、タイプの技術が認められたローズは見事面接に受かるも、結局タイプ以外取り柄が無いと判断されてしまい、早打ちタイプの世界大会に出場することが雇用の条件にされてしまう
初出場の58年大会ではたった二文字の差で負けてしまい、そこからルイとローズの猛特訓が始まる
まずローズはルイの自宅に住み込みとなり、ブラインド・タッチを習得し、文学作品をタイプする練習に励む
最初は鬼のような指導者だったルイに対しても、ローズはそれ以上のものを感じ始めていく
本作のオーディションで合格したデボラに、当時(1950年代)の女性の立ち振る舞いを再現させるためにオードリー・ヘップバーンの作品を観させたらしい、、、鑑賞中にオードリーが頭に浮かんだのは偶然ではなかったのだ!
ちなみに、撮影には世界中からアンティーク(50年代もの)・タイプライターが200台も集められ、(ストーリーの中では最新機種という扱いだから)新しく塗装するという徹底ぶりだったとか、、、映画のためとはいえ勿体ない