引用元:filmarks.com
前回に続いて1950年のアメリカ映画
「イヴの総て」と同年に公開され、いづれもショービジネスの裏側を描き、アカデミー賞を分け合った
本作は、新人女優の成り上がりではなく、ピークをとうに過ぎた往年の大女優が復活を目指して奮闘する姿を描いた作品
ビリー・ワイルダーが作っているだけあって、テンポも良く、構成も面白い
売れない脚本家ジョーは、借金の取り立て屋に追われている最中、逃げ込んだ屋敷でサイレント映画の大スターだったノーマに出会う
ジョーが脚本家であることを知り、映画界に復帰したいノーマは自ら書き上げた脚本の手直しをジョーに依頼する
ジョーは脚本の内容の酷さに(ノーマの復帰はあり得ないと)理解するも、貧困生活から逃れるため依頼を承諾し、共同生活を始める
当初は豪邸での優雅な生活に満足していたが、ノーマから男女の関係を迫られ、ジョーは距離を置こうとする
そしてノーマは拒絶されたと思い、プライドを傷つけられ、取り乱すようになる、、、
後世に影響を与えたという意味でも「イヴの総て」と双璧を成す作品
個人的な好みとしては、演者の魅力では「イヴの総て」、総合評価としては本作かな