無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

19. クレイマー、クレイマー

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1979年のアメリカ映画

 

まさに70年代の終わりのニューヨークの現実を描いた作品

 

仕事が忙しく、家庭をまったく顧みない父親(ダスティン・ホフマン)と、そろそろ仕事を得て社会に出たいと考えている妻(メリル・ストリープ)が、離婚調停する間の葛藤を描いている

 

妻が出て行ってからは、働きながら息子ビリーを育てるも、慣れない家事に育児、仕事も終わらず、自宅に持ち帰るも相手をしてほしい息子に邪魔をされ、ついには解雇されてしまう

 

裁判で争っていたビリーの親権にも敗れ、ついには妻がビリーを引き取りにアパートに来る

 

 

当時のアメリカが抱えていた社会問題、私生活でも同様に離婚の過程を経験していたダスティン・ホフマン、前年に恋人ジョン・カザールを肺癌で失ったメリル・ストリープ、、、偶然のタイミングや出来事も重なって、この作品が特別なものになっている気がする 

ふたりとも長いキャリアを誇る名優だけど、数ある出演作品の中でも本作は特別なものだろう

 

 

ヴィヴァルディのマンドリン協奏曲ハ長調もうまく調和している

 

原題は「Kramer vs. Kramer」、確かに邦題を「クレイマー対クレイマー」とするわけにもいかなかったろうし、結果としてこれで良かったんだろうけど(短いタイトルでストーリーを巧く表現している)原題(英語)表記には叶わないなあ

 

 

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