無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

44. マルティナは海

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2001年のスペイン映画

 

スペインの港町に赴任してきた国語の教師ウリセスが、下宿先の娘マルティナにひと目ぼれしてしまい、父親が心配していた通りに(!)ふたりは愛を育み、子宝に恵まれことで渋々結婚を許される

 

マルティナには、結婚する前からずっと言い寄られているお金持ちの実業家シエラがいて、結婚後も時々マルティナに近づこうとするも、ウリセスにしか関心が無いマルティナはまったく相手にしない

 

ある日ウリセスは、小舟で釣りに出掛けたまま戻らず、翌日船は発見され、引き揚げられるもウリセスの遺体は見つからないまま、、、そして 数年後、マルティナに一本の電話がかかってくる

 

 

 

今まで観たスペイン映画の中では(ビガス・ルナ監督の作品の中でも)最もスペインらしい作品

 

登場人物の言動も、ストーリーの展開も、イギリス、ドイツとは明らかに、フランスとも、さらにはイタリアともひと味違う、情熱とルーズさと人懐っこさとが面白い 

 

欧州各国の国民性の違いを「隙の無さ」で例えると、

 

イギリスは規律でそれを維持し、ドイツは精神衛生上をれを守り、フランスは損しないように気を付けることでそれを叶え、イタリアはついそれを忘れてしまい、スペインは(若干イタリア的な面もありながら)粋としてそれを放棄する、、、と言うのはちょっと褒め過ぎか?

 

微笑ましいスペインの緩さが感じられる作品

 

 

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