無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

あ行

1025. アルフィー

引用元:amazon.co.jp 何と言っても主演のマイケル・ケインが若い! 「探偵スルース」よりも6年前だから、当然と言えば当然ながら、個人的には違和感があるくらい(大変失礼) とはいえ、当時33歳という割にはどこかくたびれた感じがあり、まさにその辺りの…

1018. おじいちゃん、死んじゃったって。

引用元:cinematoday.jp 田んぼに囲まれた田舎町に住む吉子(岸井ゆきの)は、祖父の訃報を受けて葬儀に向かう 吉子の父・清二(光石研)に、その兄(若松了)と妹(水野美紀)という祖父の三人の子が集まり、準備を進めて行く ところが、久しぶりに会った兄…

1015. 悪人

引用元:amazon.co.jp 久留米から福岡に出てきて保険の外交員として働いている佳乃(満島ひかり)は、仕事よりも遊ぶことに夢中 出会い系サイトを使って複数の男性とコンタクトするも、意中の男以外にはぞんざいな態度で接していた ある夜、そんな「佳乃が気…

1011. アイアンクロー

kino cinema新宿にて鑑賞 1960-1970年代に、「鉄の爪(アイアンクロー)」と呼ばれた得意技で一世を風靡したアメリカ人プロレスラー、フリッツ・フォン・エリックと、彼の家族を描いた作品 父親が果たせなかったNWA世界ヘビー級チャンピオンになる夢を叶える…

1003. 愛しのフリーダ

引用元:amazon.co.jp 1961年のリバプール 16歳で卒業した彼女は会社に就職 全員がタイピストというタイプ課に配属され、男性社員が頼みに来る契約書や手紙をタイプする仕事(なんと長閑な!) ある日、会社の同僚にランチに誘われて行った店がキャヴァーン…

996. イリーナ

引用元:gyao.yahoo.co.jp 「さあ帰ろうペダルをこいで」以来のブルガリア映画 ブルガリアの小さな町で夫とまだ赤ん坊の息子と暮らしているイリーナ 生活は苦しく、彼女もレストランで働いていたが、ある日こっそりビールを盗んでいた(サーバーからビニール…

990. 黄金のメロディ マッスル・ショールズ

引用元:amazon.co.jp 公開時にヒューマントラストシネマ渋谷にて鑑賞 アラバマ州の片田舎にある60-70年代に最盛期だった音楽スタジオと、そこで働いていたスタジオ・ミュージシャンやエンジニア、またこの聖地に録音に訪れたアーティストたちを描いたソキュ…

985. 行き止まりの世界に生まれて

引用元:bitters.co.jp 原題は「Minding the Gap」 「格差に悩み続けて」というニュアンスだろうか イリノイ州ロックフォード どこかで聞いたことのある地名だな、、、と思ったら、映画「プリティ・リーグ」で、ピーチズという強豪チームが存在した場所だっ…

983. 俺たちは天使じゃない

引用元:amazon.co.jp 1989年に京都の映画館で観た作品をもうひとつ 原題は「We 're No Angels」 時は30年代のアメリカ東部、カナダとの国境に近い刑務所に服役しているネッド(ロバート・デ・ニーロ)とジミー(ショーン・ペン) 彼らは軽犯罪(窃盗)で服…

981. 朝が来る

引用元:eiga.com 札幌での不妊治療を続けていた栗原清和(井浦新)と佐都子(永作博美) 悪天候で札幌行きの飛行機がキャンセルになったことを告げるアナウンスを空港ロビーで聞いたふたりは、ふと「もうこれ以上の治療はやめよう」と決める その数日後、旅…

980. 男たちの挽歌Ⅱ

引用元:hulu.jp 前年公開された「男たちの挽歌」の続編 間を置かずに撮影されただけあって、前作の勢いと雰囲気を維持してはいるけれど、スピードを優先した粗さも感じさせる 香港警察は、偽札製造グループを摘発するために、内部事情に詳しいホー(テイ・…

978. ウィンターズ・ボーン

引用元:amazon.co.jp カントリー音楽が好きでよく聴くということもあって、ヒルビリーという言葉には良い印象しかなかった ヒルビリーとは、19世紀にアパラチア山脈南部の痩せた土地にやってきた移民、スコッチ・アイリッシュが好んだ音楽 ところが音楽だけ…

969. あなた、その川を渡らないで

引用元:amazon.co.jp 2014年、韓国のドキュメンタリー映画 韓国の田舎、川の流れる小さな村に暮らす98歳のお爺さんと89歳のお婆さん 二人は山菜を獲りに山へ行き、二匹の犬と遊びながら穏やかな毎日を過ごしている 二人は枯れ葉を集めながらふざけて投げ合…

964. いつも心に太陽を

引用元:amazon.co.jp ヤル気の無い生徒たちを更生させる学園モノは、日本では 1964年に「風来坊先生」、翌65年には「青春とはなんだ」 「われら青春!」が1974年、そして1978年に「熱中時代」 翌79年から「3年B組金八先生」 この他にも無数のドラマや映画が…

963. いちごの唄

引用元:eiga.com 2019年の作品 田舎から東京に出てきて冷凍食品会社の工場で働いているコウタ(古館佑太郎) 七夕のある日、自宅近くの商店街を歩いていると、高校の同級生のあーちゃん(石橋静香)に出会う コウタは当時親友だった伸二とふたりで、あーち…

957. オボエテイル

引用元:filmarks.com オムニバス形式のミステリー映画 三本とも記憶がテーマになっている 最も印象に残ったのは「遠い記憶」 作家の倉本(村上淳)は東京で母親と二人暮らし 幼い頃の記憶は東京の中で17回も引っ越したこと それ以前に住んでいた盛岡につい…

950. 鰻の男

引用元:Yahoo!映画 2014年の韓国映画 脚本、総指揮キム・ギドクと知って、なるほど、、、というギドク・ワールド 普通は触れないでおくタブーにグイグイ迫っていく 一方で、男女の描き方は割と安易で、あくまでも「そっちに気を取られないでね」と言わんば…

943. 運命じゃない人

引用元:amazon.co.jp 2005年の作品 金曜日、仕事終わりの宮田(中村靖日)は、買ったばかりの、しかも「彼女に出ていかれたばかり」のマンションに帰宅する すると親友の勇介(山中聡)から電話があり、強引にレストランに呼び出される 食事中、勇介は宮田…

939. 江分利満氏の優雅な生活

引用元:amazon.co.jp 大正15年に生まれで、数え年が昭和の元号と一致している江分利満(エブリマン=every man)の日常を描いた山口瞳の小説が原作 every manという表現はあまり聞いたことがないけれど、意味的にはordinary man(どこにでもいる一般的なひと…

935. エグザム

引用元:amazon.co.jp 原題も「EXAM」 =試験(examination)、本作では就職試験 カタカナで「エグザム」と書かれると違和感があるけれど、「イグザム」という表記が定着しているわけでもないのだろう いわゆる「ワンシチュエーション」映画 その舞台は、「…

926. 折れた矢

引用元:filmarks.com 2007年に起こった実際の事件に基づいた作品 ある教授が、入試問題の不備を隠蔽しようとする大学と反目し、解雇される 解雇の無効を主張した裁判でも、意見はまともに扱われず敗訴してしまい、元教授は裁判長に非を認めさせたい一心で、…

923. 海街diary

引用元:amazon.co.jp 是枝監督作品の中でも観るのがなぜか後回しになっていたところ、同じく四人の女性が描かれている「ハッピー・アワー」(← 名作です!)を観て背中を押されてしまった 鎌倉の古くて大きな民家に住む幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ…

921. 青い体験

引用元:amazon.co.jp 1973年のイタリア映画 如何にも70年代イタリアという感じのコミカルなお色気映画 原題は「Malizia」= marice(悪意) そういえば昔、malという接頭辞は「悪い」という意味だと習った覚えがある そういえば、感染症のMalariaも、mal + a…

915. イヌとイタリア人、お断り!

引用元:myfrenchfilmfestival 再びフレンチフィルムフェスティバルより 20世紀初頭のイタリア北部の町、ウゲッテーラ 住民全員がウゲット姓という、山の斜面にある小さな町は、平らな土地が少ないせいで、農作物の収穫も少なく、隣国のフランスで生活を立て…

906. インビクタス / 負けざる者たち

引用元:amazon.co.jp 2009年のアメリカ映画 モーガン・フリーマン、マット・デイモン主演で、クリント・イーストウッドが監督した評判の良い作品ながら、10年以上も観なかった理由は 「ラグビーのシーンがショボかったら嫌だな」という単純な懸念 実際には…

904. 女と犬

引用元:MyFrenchFilmFestival いよいよ今年も My French Film Festival が始まった 2月19日まで、出来る限り他の映画は後回しにして、たっぷり楽しみたい まずは短編から、ということで「女と犬」(↓ は予告映像ではなくフル) 仲の良い女子学生二人組が、…

888. 按摩と女

引用元:amazon.co.jp 1938年の清水宏監督作品 ふたりの按摩、徳市(徳大寺伸)と福市(日守新一) 盲人の彼らは、冬場は南方の宿で、そして夏場になるとこの山間にある温泉街にやって来ては、複数の宿の宿泊客からマッサージの注文に応えていた そんな徳市…

881. オー・ブラザー!

引用元:amazon.co.jp 二十歳の頃、気に入ったアルバムのクレジットを見ると、よく「T・ボーン・バーネット」という名前があった その確率の高さに、途中からは彼のプロデュース作品であれば迷うことなく聴くようになった それくらいハズレが無く、ルーツ・…

878. あしたの少女

引用元:eiga.com 念願だった深谷シネマに行ってきた! 深谷駅には、人混みの激しい渋谷駅から向かったので、解放感が半端ない そしてとにかく、空が高い その混雑した渋谷駅からたった1時間21分で深谷駅、そこから歩いて7-8分で到着した 劇場前には、手書き…

877. 馬を放つ

引用元:amazon.co.jp 2023年も残りわずかということで、今年劇場で観た映画ベスト9を挙げてみた 「劇場で観た」という条件付きだから旧作も含まれ、逆に配信で観て感動した作品は含まれないという、何とも身勝手なランキング 興行成績の高い作品や、重厚な…