無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

573. 別れる決心

引用元:filmarks.com TOHOシネマズ日比谷にて鑑賞 他の映画館よりも座席に余裕があって、清潔で、鑑賞マナーも(新宿や渋谷と比べると)良くて、駅からも近い ところが、こんなに沢山ある利点が、「導線の悪さ」で帳消しになっている これまで7、8回は使っ…

572. コンパートメント No.6

いつかしてみたい旅のひとつに「シベリア鉄道に乗ってのロシア横断」がある モスクワからウラジオストックまでの9,259km 途中で退屈するかもしれないし、1等席以外はシャワーが無いし、一気に走っても1週間かかるし、なかなか大変そうではあるけれど、何と言…

571. クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代

引用元:art-human.com 東京都美術館で開催中の「エゴン・シーレ展」に行ってきた 昨年から行くことを決めていたけれど、混雑を避けるつもりで開催から数週間待ってみた それでも50年振りの展示とあって、さすがな盛況ぶり 展示スペースには常に数十人いるの…

570. ハウスメイド

引用元:Yahoo.co.jp 2010年の韓国映画 50年前の韓国映画「下女」のリメイク ソウルの上流階級家庭を舞台にした格差社会を描いた作品、という面では2019年の「パラサイト 半地下の家族」にも影響を与えているのではと思われる 親友と二人で狭い部屋に暮らし…

569. 東京難民

引用元:eiga.com 2014年の作品 地方から上京して呑気な大学生活を送っていた修(中村蒼) ある日、教室に入ろうとすると入室カードが作動せず、学生課に問い合わせると 「授業料未納のため除籍されています」 と言われてしまう 慌てて確認したところ、父親…

568. 崖上のスパイ

崖上と書いて「がいじょう」 原題は「懸崖之上/CLIFF WALKERS」 大好きなチャン・イーモウ監督作品だから必ず劇場で!と思いながらも、最近は観たい作品が目白押しで、危うく観逃すところだった 久しぶりに新宿ピカデリーにて 時は1934年の満州国でのこと ソ…

567. 戦場のメリークリスマス

引用元:natalie.mu 1983年の作品 ↑ のイラストビジュアルは、2021年に4K修復版が公開された際にイラストレーターのサイトウユウスケとデザイナーの成瀬慧がコラボしたもの 前回の「卒業」と一緒で、何度か観ているものの、通して観たのは初めてという経緯も…

566. 卒業

引用元:eiga.com 1967年の作品 あまりに有名な作品だし、昔テレビで放映されていたのを途中から観たこともあって 「もう観たことにしてしまおうか?」 と危うく思いかけたところを、今回初めてシッカリと鑑賞 大学を卒業し、地元カリフォルニアに帰ってきた…

565. フラガール

引用元:amazon.co.jp 2006年の作品 数年振りに鑑賞 茨城県北部から福島県にかけて開発された常磐炭鉱 1883年に磐城炭鉱会社が設立され、その翌年から採掘が始まっている 白虎隊の自決からわずか15年(時代感覚がおかしくなってしまう) 硫黄分が多くて純度…

564. ある過去の行方

引用元:Yahoo.co.jp 2013年 フランス・イタリア・イラン作品 「別離」のアスガル・ファルハーディーが監督、脚本を担当 フランス人の妻マリー(ベニレス・ベジョ)と別れ、今はテヘランに住むアフマド(アリ・モサファ) 家庭裁判所で正式に離婚を成立させ…

563. いつか読書する日

引用元:amazon.co.jp 2005年の作品 坂の多い長崎の街 大場美奈子(田中裕子)は幼い頃に父を、そして高校生の時に母を亡くし、以来50歳になる今までひとりで暮らしてきた 朝は30年以上続けている牛乳配達、昼はスーパーのレジの仕事をして生計を立てている …

562. ギリシャに消えた嘘

引用元:filmarks.com 2014年のイギリス・アメリカ・フランス映画 タイトル通り、殆どのシーンがギリシャが舞台だから街並み観たさに選んだ作品 しかしながら「太陽がいっぱい」を書いたパトリシア・ハイスミスの原作とあって、クライム・サスペンスとしても…

561. 棒の哀しみ

引用元:Yahoo.co.jp 1994年の作品 19歳で組に入り「お前は棒っ切れみたいな奴だなあ」と頭に言われた男のストーリー 大村組のために8年間もムショ暮らしをしたというのに、組長からはそれに見合う扱いをされず、割の合わない危険な仕事ばかり回される若頭の…

560. テンダー・マーシー

引用元:amazon.co.jp 1983年のアメリカ映画 監督は「ドライビング Miss デイジー」のブルース・ベレスフォード 主演の元カントリー歌手を演じるのはロバート・デュバル まさか(「ゴッドファーザー」の)コルレオーネ・ファミリーの顧問弁護士が、ギターを…

559. 青い塩

引用元:eiga.com 2011年の韓国映画 元ヤクザの男が足を洗おうとしながらも、、というよくあるストーリーながら、ソン・ガンホには珍しく恋愛要素もある作品 堅気の生活に戻る決心をし、組を抜けて故郷の釜山に戻ったドゥホン(ソン・ガンホ)は、新生活の糧…

558. すぎさりし日の、、、

引用元:amazon.co.jp 原題は「Les Choses de La Vie」直訳すると「人生のこと」 ピエール(ミシェル・ピッコリ)は妻のカトリーヌ(レア・マッサリ)とは別居中ながら、仕事上のパートナー関係は継続、息子との関係も良好だった 今は恋人のエレーヌ(ロミー…

557. 別離

引用元:amazon.co.jp 2011年のイラン映画 「人生タクシー」以来のイラン映画はまたしても秀作 先に書いてしまうけれどラストシーンの余韻がまだ残っている ズシンと胸に来た 結婚して14年になるナデルとシミン 11歳の娘テルメと三人、テヘランで生活してい…

556. すべてうまくいきますように

昨年、ジャンリュック・ゴダール監督が、安楽死を選んだ 彼が死去したスイスでは、1日に4人が同じ方法で自死している そして、アラン・ドロンも現在スイスに住み、その準備をしているという 昨年公開された「PLAN 75」は、日本の近未来を大胆に想像した作品…

555. イニシェリン島の精霊

渋谷Bunkamuraにて鑑賞 ↓ は先月末に閉店した渋谷東急(併設のBunkamuraは4/9まで営業) この映画が公開される前は、「アイルランドが舞台の映画だから、劇場で観たい」と思っていたけれど、いくつかレビューを読んでいると、満足度の低かった人もそれなりに…

554. さらば冬のカモメ

引用元:amazon.co.jp 1969年「イージー・ライダー」、1970年「ファイブ・イージー・ピーセス」に続いて1973年に公開されたジャック・ニコルソン主演のアメリカン・ニューシネマ バージニア州にあるノーフォーク海軍基地 バタスキー(ジャック・ニコルソン)…

553. ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります

引用元:amazon.co.jp 2014年のアメリカ映画 ダイアン・キートンとモーガン・フリーマンが主演の夫婦役、というだけで品質保証なコメディ ブルックリンの古いアパートに40年暮らしているカーヴァー夫妻(ダイアン・キートン、モーガン・フリーマン)は、この…

552. グッドバイ、バッドマガジンズ

都合の悪いものは何でも排除すべし! と、考えているワケではないけれど、コンビニに成人向け雑誌が置かれている状況は、「異常なこと」だと思っていた 大手4社が取り扱いを中止した2019年度、業界売上が 12兆円、店舗数5.6万 に達するまで、知らんぷりを決…

551. 港町マルムスク

引用元:yahoo.co.jp 懲りずにフレンチ・フィルム・フェスティバルから、もう一作品 ちなみにUNEXTでも( ↑ のオフィシャルサイトでは有料の長編映画も)観られるようになったので、心おきなく楽しんでいる マルセイユ郊外の海沿いの町 中国系の女性ヴィルジ…

550. 獣を解き放て

引用元:yahoo.co.jp またまたフレンチ・フィルム・フェスティバルから 山の中の一本道で、バスが事故に遭うところから始まる映画 周囲には何もなく、レッカー車が救援に来るまでに1時間半はかかるという状況 運転手は「とにかく救援が来るまでここでおとな…

549. シェルブールの雨傘

引用元:amazon.co.jp 1964年のフランス映画 最初から最後までミュージカル形式で会話され、普通の台詞はナシという画期的な作品 2013年にデジタル修復されいて、雨傘店のウィンドウや自宅の壁や調度品、セーターやワンピース、雪の降る街並みや港の様子まで…

548. 家族ごっこ

s 引用元:Yahoo.co.jp 2015年のオムニバス映画 観始めてすぐに 「これ、前に観たかも」 となり、さらに少しして 「いや、知ってる話だけど観てない」 となり、「少し前に木下半太の小説を読んだ」ことに気付くまで、さらに数分かかった 10-20代の頃から「よ…

547. 香港国際警察 / NEW POLICE STORY

引用元:amazon.co.jp 今日 2月2日は、グラウンドホッグ・デー 冬眠から目覚めたグラウンドホッグ(リスの一種)で春の到来を占うという、何とも地味なイベント(映画「恋はデジャ・ブ」はこの行事をモチーフにしている) このイベントで最も盛り上がるペン…

546. さらば、わが愛 / 覇王別姫

引用元:amazon.co.jp 先日、LINE BLOGサービス終了のニュースが発表された 来月末(3/30)には、記事の投稿、編集、コメントも出来なくなるという 「昨今のインターネット市場の変化に伴い事業の選択と集中を行うべく」 という理由らしいのだけれど、ユーザ…