無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

2020-01-01から1年間の記事一覧

28. 誰のせいでもない

引用元:amazon.co.jp 2015年のドイツ、ノルウェー、カナダ映画 ヴィム・ヴェンダース監督の作品を観るのはこれで14本目 だから大抵のことにはついていける自信はあるけれど、本作はそんな心配もなく、安心してその世界に浸れる モントリオール郊外、恋人の…

27. 愛のお荷物

引用元:Yahoo!映画 川島雄三監督の1955年の映画 第一次ベビーブームの日本 山村聡演じる厚生大臣は、国会で人口増加抑制政策を約束した直後に、何と自らの妻(48歳)の妊娠が発覚する その対応に苦慮しているウチに、娘や他の親族が一斉にご懐妊という、時…

26. キューポラのある街

引用元:amazon.co.jp キューポラとは鉄の溶解炉のことで、工場の屋根の上にある煙突 これが並んで煙を上げている埼玉県川口市の風景からこの映画は始まる この街に住む一家の父、辰五郎(東野英治郎)は、ある日(本当につまらない意地を張って)工場をクビ…

25. 普通の人々

引用元:filmarks.com 新型コロナウイルスのお陰で外出もままならなかった頃(といっても現在も大して変わりはないけれど)、自分でもよく飽きないなあ、と呆れるくらいに映画を観た 三月の中旬から六月末くらいまで、結構な本数を観た中で一番印象に残った…

24. ロケットマン

引用元:Yahoo!映画 2019年のアメリカ・イギリス映画 エルトン・ジョンの生涯を描いた(ご存命です、、)ミュージカル映画 とはいえ、しつこくないし、ストーリーの邪魔をしないから、ミュージカルが苦手な人でも大丈夫 イギリスはもちろん欧米各国の成人の…

23. ウェールズの山

引用元:amazon.co.jp しばらくアメリカ映画が続いたので今回は1995年のイギリス映画 イギリス映画だから主演はもちろんヒュー・グラント(笑) 原題は The Englishman Who Went up a Hill but Came down a Mountain タイトルで全部説明してどうするのよ、、…

22. トッツィー

引用元:sonypictures.jp 1982年公開のアメリカ映画 主演のダスティン・ホフマンにとっては、1979年の「クレイマー、クレイマー」から3年、再び女性に絡む問題をテーマにした作品 「女装した写真を見ただけで映画の内容がわかりそう」、と勝手な思い込みで最…

21. サンセット大通り

引用元:filmarks.com 前回に続いて1950年のアメリカ映画 「イヴの総て」と同年に公開され、いづれもショービジネスの裏側を描き、アカデミー賞を分け合った 本作は、新人女優の成り上がりではなく、ピークをとうに過ぎた往年の大女優が復活を目指して奮闘す…

20. イヴの総て

引用元:amazon.co.jp 1950年公開のアメリカ映画 ショービジネス(ブロードウェイ)の世界でのし上がろうとする女優と、彼女にうまく取り入られる周囲を描いた作品 女優になりたいという希望をもって田舎から出てきたイヴは、有名女優のマーゴに彼女の大ファ…

19. クレイマー、クレイマー

引用元:filmarks.com 1979年のアメリカ映画 まさに70年代の終わりのニューヨークの現実を描いた作品 仕事が忙しく、家庭をまったく顧みない父親(ダスティン・ホフマン)と、そろそろ仕事を得て社会に出たいと考えている妻(メリル・ストリープ)が、離婚調…

18. 生きる

引用元:amazon.co.jp 1952年の黒澤映画 主人公の渡辺は30年間無欠勤の市役所に勤める市民課長 ずっと事なかれ主義でお役所仕事を続けてきたが、体調不良で医師の診察を受けたある日、(軽い胃潰瘍だと告げられたにもかかわらず)自分が胃がんであることを悟…

17. ギャング・オブ・ニューヨーク

引用元:amazon.co.jp 2002年公開のアメリカ映画 監督はマーティン・スコセッシ アイルランドからニューヨークに移民としてやってきたアムステルダム(レオナルド・ディカプリオ)が、ギャングとしてのし上がっていく、、、と聞くとまるでロバート・デ・ニー…

16. しあわせな人生の選択

引用元:Yahoo!映画 2015年のスペイン映画 親友のスペインに住むフリアンが余命僅かと聞き、トマスは住んでいるカナダから駆け付ける 治療を諦めたフリアンを最初は説得しようとするも、その決断は散々闘病生活に耐えてきた結果と知り、説得を諦め滞在する4…

15. おじいちゃんの里帰り

引用元:amazon.co.jp 2011年、ドイツ、トルコの映画 メスト・エジルというトルコ系移民3世のサッカー選手が、一昨年ドイツ代表から引退した 当時29歳、年齢が原因ではなく人種差別を受けたとしての引退だと発表した もちろんクラブ(アーセナル)でのプレイ…

14. キャプテン・フィリップス

引用元:Yahoo!映画 やっとメージャーリーグが開幕した 例年より4か月遅れ、無観客、年間40試合のみ、、、それでも嬉しい待ちに待った開幕 秋山にも大谷にも初安打が出て、筒香はHRまで!短いシーズン、いいスタートが切れて良かった さて、その大谷がDHで出…

13. 心と体と

引用元:Yahoo!映画 2017年公開のハンガリー映画 ブタペスト郊外にある食肉工場に財務部長として勤務するエンドレは、片腕が不自由でいまひとつ職場にも馴染めない その工場の品質検査官の産休代理として派遣されたラーツ・マーリアは、内面的な問題を抱えて…

12. 学校

引用元:Yahoo!映画 1993年公開の映画 舞台となっている学校は夜間中学(公立中学の夜間学級) 元々は戦後の混乱などで義務教育を終えられなかった人たちのために夜間に授業を行う学校で、昭和30年代には全国に80校以上あったらしく、現在では(就学援助の充…

11. コロニア

引用元:Yahoo!映画 ドイツ・ルクセンブルク・フランス合作 2015年の作品 チリのピノチェト軍事政権下で、ナチスの残党パウル・シェーファーと結びついた拷問施設コロニア・ディグニダに、反体制分子として捕らえられてしまった恋人を救いに自ら危険な施設に…

10. 珈琲哲学

引用元:cinemacafe.net テレワークを始めてから自宅でコーヒーを飲むことが増えた 毎朝豆を挽いて一杯、午後にも同じくコーヒー、時々紅茶にしたりも メリハリのつかない生活の中で貴重な気分転換になった 2015年のインドネシア映画 ジャカルタのカフェを経…

9. 幸福

引用元:hmhm.net 幸福(しあわせ) 1964年のフランス映画 60年代の映画だと思えないくらい映像が美しい 家族でピクニックに出かける公園のシーンはその色と光の美しさに撮影機器の進化と撮影技術は必ずしも比例しないということを感じさせる 撮る人が頭の中…

8. 上海バンスキング

引用元:shochiku.co.jp 1982年の「鎌田行進曲」に続いて1984年に深作欣二が監督、風間杜夫、松坂慶子が主演した作品 前作の勢いを借りて楽に本作を作っても売れただろうに、当時の上海の様子を再現したり、歌やダンスを練習したり、英語や中国語、、、いろ…

7. ガンジスに還る

引用元:Yahoo!映画 神保町の岩波ホールで映画を観るのが好きだ キャパも小さく、またそれに見合うくらい(混み合うことの少なそう)ながら面白い映画を上映してくれる こちらは一昨年に岩波ホールで観た2016年のインド映画 自分の死期を悟っ父親が、ヒンズ…

6. アカシアの通る道

引用元:rakuten.co.jp 映画を観る目的はひとそれぞれ お気に入りの俳優、監督の作品を鑑賞したいひともいれば、感動したい、泣きたいというひともいるだろうし、みな多かれ少なかれ時間つぶしだったり 個人的にはそれらに加えて特定の年代の特定の国のリア…

5. キャッチボール屋

引用元:amazon.co.jp 新型コロナの影響で習慣も少し変わってしまったけど、普段の土曜日の朝は最寄りのスーパーに食材の買い出しに出掛ける 気が向けばその帰り道にバッティングセンターに寄ることにしている 季節によっては日差しが真正面でボールが見えに…

4. ドゥ・ザ・ライト・シング

引用元:amazon.co.jp 1989年公開のアメリカ映画 それまで人種差別をテーマにした映画は(差別に対する否定度合いは抜きにして)白人視点で作られた重苦しい映画ばかりだったところにスパイク・リーが自ら監督、脚本、主演した本作は当時大いに話題になった …

3. みなさん、さようなら

引用元:Yahoo!映画 2013年に公開された久保寺健彦の小説をもとにした映画 都内の大きな団地に住む少年が無遅刻、無欠席で過ごした小学生を終え、ある事件をきっかけに中学校に行かないどころか団地の中だけで生きていくことを決断する 主人公の濱田岳は13歳…

2. 過ぎゆく時の中で

引用元:Yahoo!映画 1989年の香港映画 画像のファッションや髪形からも80年代テイストが伝わってくる 元バイクレーサーの父親と息子が仲良く暮らしているところにCMオーディションの話がくる 息子を会場に連れて行くとそこにはCMの責任者としてアメリカから…

1. おとなのけんか

引用元:Yahoo!映画 2011年のフランス、ドイツ、ポーランド、スペイン合作 合作する必要がどこにあるのかまったく理解できないほどにニューヨーク、ブルックリンのマンションで99%撮影されている作品 よく「12人の怒れる男」が密室の中でのみ撮影されたとし…